新型テレビのこと
テレビを買い替えたいけど、わからないことが多すぎて・・・・
地上波って何?
最近よく耳にする地上波という言葉。実は、日本で昔から放送されているテレビの放送は、山のてっぺんなど、地上に建てられた電波塔から送られている電波(地上波)の放送なのです。
今話題になっているのは、その地上波の放送がデジタル方式に変わると言うことなんです。
昔からある、地上波放送は正式には地上波のアナログ放送だったんです。
最近、あえて地上波という呼び方をするのは、BSやCSと呼ばれる衛星放送との区別をするためで、正確には地上波デジタル放送=「地デジ」と言います。
大阪(生駒)や京都(比叡山)、六甲山(神戸)など、地上から送られている放送電波が、デジタル放送に変わると言うことです。
これに対し、人工衛星から送られてくる放送電波のものを総称して衛星放送と呼んでいます。
ハイビジョンって何?
ハイビジョンとは、高精細な画像が映し出せるように放送方式を根本から変えたものです。
テレビの画面を近くでよく見ると、水平方向の線がいっぱい集まって絵が作られていることがわかります。この線を走査線と呼び、現行の放送では上から下までに525本の走査線があります。
新聞などの印刷された写真は点の集まりであることに対し、テレビ画面は線の集まりなのです。

新聞の写真より、グラビア写真の方がキレイに見えるのは点が小さくて多いからであることは、ご存じの方も多いでしょう。デジカメや、携帯電話のカメラで100万画素、300万画素、1000万画素などと言うのは、一定のサイズ内に点が100万個あるか300万個1000万個あるかを表しており、画素数が多いほど点が小さいくて多いので、きめ細かな画像になるわけです。
ハイビジョンで放送されるテレビ放送の走査線は1125本で、現行の約2倍あり、画素数で表現すれば約6倍、すなわち初期のカメラ付き携帯電話(35万画素)に対し、210万画素のきめ細かさが表現できます。この効果は、小さな画面の場合より大きな画面のテレビの方が如実に表れます。女優さんの肌や産毛、髪の毛まで実にリアルに表現されるので、まるで写真のようです。

ところが、ハイビジョンには、欠点(と言うべきかどうかは難しい)もあります。
この画像を送るためのデータが、膨大になることです。単純に考えても6倍は必要ですよね。
この膨大な情報を、瞬時に、しかも1秒間に20コマ以上送り続けなければいけないわけですから大変なことであることはおわかりいただけると思います。
この、膨大な情報を電波で送るのに適しているのがデジタル方式であると言うことです。

※ BSアナログ放送のNHKハイビジョン9CHは2007年9月末を持って終了しました。
古いテレビでは放送が見られなくなるの?
2011年7月に地上波アナログ放送は完全に廃止されます。
これに変わる放送として、既に衛星デジタル放送(BS・CS)や地上波デジタル放送が始まっています。(その放送がすべてハイビジョン放送というわけではではありません)

又、ハイビジョンの機能がないテレビでも、デジタル放送の受信ができれば、ハイビジョン放送も見ることはできます。但し、ハイビジョンの高精細画像ではありません。従来のテレビの画像より少し良い程度と考えてください。

地上波デジタルチューナーを内蔵していないいテレビでは、2011年以降は、そのままでは放送は受信できません。デジタルチューナーなるものを別途購入し、コードで従来のテレビにつなぐか、デジタルチューナーを内蔵した機器(HDD内蔵DVDレコーダーなど)をテレビの外部入力端子につなげば視聴出来ます。(リモコン操作などは複雑になります)
昔、FMラジオ放送が始まった頃、FMチューナーを内蔵していないオーディオ機器でFM放送を聴くためにFMチューナーを単独で購入してつないだ経験をお持ちの方もいらっしゃるのでは?

チューナーとは、放送電波を受けて、絵や音の信号に変える装置です。
通常なら、テレビに1個内蔵されており、いくつかの放送のうちの一つを選んで視聴します。
つまり、4CHを映している間は8CHを映すことは出来ません。2画面を映し出すテレビの場合は2つのチューナーが内蔵されていると言うことです。

BSデジタルや110度CSデジタルの放送を受信できるテレビは、基本的にはアナログチューナーの他に、デジタルチューナーをも備えています。
しかし、発売時期(購入された時期)により、地上波デジタル放送の受信機能を含んでいないものが多くあります。(2005年以降に発売されたものには地上波デジタルを含んでいるものが多くなっています)

2011年以降は、今までと同じ地上波のテレビ放送(いやゆる2、4、6、8、10、12だけを見たい場合でも、地上波デジタル対応のチューナーが内蔵されたテレビか、単独のチューナーを買い足してつなぐ、あるいはケーブルテレビやeo光TVなどと契約し、アナログテレビで視聴できる信号に変換して送られてくるものを見る必要があります。(但し、アナログ変換の放送を見る場合は、デジタル放送特有の機能である双方向通信機能でゲームに参加したり、同時に放送されているデータ放送で天気予報やプロ野球の結果を見たりすることは利用できません)

尚、地上波デジタル放送の電波はUHFアンテナで受信しますが、BSやCSのデジタル放送は人工衛星から届くので、パラボラアンテナ(お皿型のアンテナ)を別途取り付けないと映りません。

又、地上波デジタル放送の電波を受信するのはUHFアンテナです。従来のVHFアンテナでは受信できないので、新しくUHFアンテナを取り付けるか、従来のVHFアンテナ一緒に取り付けてあるローカルのテレビ局用(13CH以上)アンテナ(UHF)をそのまま利用して視聴できます。
但し地域によっては、UHFアンテナの方向を変えなければならないことがあります。
プラズマ?液晶?プロジェクション?
今、従来のブラウン管方式のテレビに変わって、プラズマや液晶テレビが主流になってきました。
ブラウン管方式のテレビは画面が明るく美しく、比較的低コストで出来るので長年にわたり愛用されてきましたが、大きな欠点は重いこと。特に大型化すればするほど重くなります。
ブラウン管は電球のお化けのような構造です。真空に耐えるために大型化すればするほどガラスを厚くせざるをえなくなるので重くなってしまうのです。
36インチのブラウン管テレビは、よほどの怪力でない限り、とても一人では持てません。

したがって、ハイビジョンの特徴を活かす大型画面をブラウン管で実現するのは困難です。
そこで脚光を浴びているのが、プラズマや液晶と呼ばれる軽量薄型タイプ。

液晶方式は、携帯電話でおなじみのあの画面を大型化したものです。
カラー液晶の原理は、3色のセロファンの後ろから光を当てた影絵のようなものです。
液晶は、正面から見れば問題がないのですが、斜め横や斜め上下から見るとうまく見えないという欠点があります。

これに対し、プラズマ方式は、3原色の極小蛍光灯をギッシリと並べたような構造です。

大まかな違いを言えば、本来、液晶は小型軽量化に向いているため、大型化は遅れていました。50インチ以上の製品化は、つい先ごろ発表されたばかりです。又、素早い動きに弱いと言うことも弱点の一つです。動きの速い映像には残像が後を引くように残るので、スピード感のある映像には見づらさがありす。しかし、これらの点については、ずいぶん改善されてきていますので、実際の画面をご覧になって判断されることをお奨めします。

プラズマ方式は、消費電力が大きいことと、製品自体のコスト高が長い間ネックになっていました。
この点についても現在では大幅に改善され、ブラウン管テレビ並みの消費電力と、比較的お求めやすい金額になってきました。
それぞれに特長と欠点がありますが、現在では技術力の進歩により欠点部分が大きく改善され、いずれも遜色のない製品に仕上がりつつあります。


昔から、テレビの価格は1インチあたり1万円をクリアすれば普及すると言われてきました。
今まさに、テレビの買い替えどきと言っても良いのではないでしょうか。

最後に、プロジェクションタイプについて記しておきます。
映画館のようにスクリーンに投影して映し出す方式と、従来のテレビのような形状の大型画面に、本体内に取り付けた投影機を鏡などを利用して映し出す方式があります。
大画面の割りに、安価なことが特長ですが、部屋がある程度暗くないと見にくいという弱点があります。設置場所や環境によっては迫力のある映画館のような気分を得られるので根強い人気があります。尚、現在発売中のプロジェクションタイプのほとんどは、元をただせば液晶テレビです。
小さな液晶画面の後ろから強力なライトを当てて映像を映し出しています。
今ではほとんど見られなくなってしまった、幻灯機や、スライド映写機の原理に近いものです。

ちなみに、現在発売中の薄型テレビのほとんどは、地上波デジタルチューナーを搭載しており、これらは、BSと110度CSのデジタルチューナーを含んでいるものがほとんどです。

※地上波デジタル放送対応と記されている場合、外部チューナーをつなぐデジタル専用端子が付いていると言う意味の場合が多く、地上波デジタル放送チューナー内蔵とは違うことがありますのでご注意下さい。
CS、110度CS、BS、スカパー! WOWOW
衛星放送には現在3つの人工衛星が使用されています。通信衛星だの放送衛星だの、ややこしいけど、要は利用している会社が違うだけと考えればいいでしょう。

CSを使っているのは、スカパー!という会社でほとんどが有料放送です。たくさんあるチャンネルの中から、自分好みのチャンネルを契約して視聴します。契約しないと映りません。

110度CSも、CSに近いものですが、BSの衛星とほとんど同じ方向(東経110度)の空にあるので、パラボラアンテナが共用できます。
CSのスカパー!は同じパラボラアンテナでも向きを変えて取り付けなければなりません。

110度CSは、当初、巨人戦の放送や日本テレビ系のニュース番組専用の様な形で始まったのですが、現在ではスカパー!に合併吸収され、スカパー!110(スカパー!2)となっています。
CSのスカパー!ほどではありませんが、チャンネル数も多くなり、CSのスカパー!と共通する放送が多いので、スカパー!専用のCSチューナーを持たなくても、ある程度のスカパー!放送を見ることが出来ます。但し、あくまでも有料放送なので、視聴には契約が必要です。

一方、BSは、ほとんどが無料の放送です。デジタルWOWOWと映画専門のスターチャンネルという放送は有料で視聴できます。(あらかじめ契約が必要です)

BSの無料放送は、従来の地上波のキー局が中心となっていますが、地上波デジタル放送が本格化すれば、デジタルとしての特長は共通なので無用の長物となりかねない存在です。
地上波とは別に、衛星放送ならではの特徴ある放送内容に期待したいものです。
デジタルに変えたら何かいいことあるの?
デジタル放送の特長は、先ずキレイに映ること。

従来の放送では、放送局の電波が自宅に届くまでの間や、その後ろに大きな建物、鉄塔、高圧線、電車の架線などの障害物があると、写りが悪かったり、二重に映ったりすることがありましたが、デジタルの場合は、キレイに映るか全く映らないかになります。
従って映らない場合は、その対策をあらかじめしなければなりませんが、映りの悪い状態はほとんどなくなります。(大雨の時にブロックノイズが出ることがある)

アナログ方式に比べ、多くの情報が送れるので、ハイビジョン放送を始め、データなどを一緒に送ることが出来ます。例えば、リモコンで操作すると、全国の見たい場所の天気予報や、野球中継中のバッターの成績、出身校等、様々な情報を見ることが出来ます。
二カ国語放送では、今までは右のスピーカーからは日本語、左からは英語などと分けていたので、二カ国語放送の映画ではステレオ放送が出来ませんでしたが、デジタル放送なら日本語でも外国語でもステレオはもちろん、CDなみの音声のサラウンド放送が可能になりますので立体感あふれる映画館なみのド迫力が味わえます。

同じチャンネルで同時に3つの番組を流すことが出来ます。
例えばスポーツの中継番組では、自分の好きなアングルのカメラを選んで観戦できます。

又、クイズ番組では、テレビを自宅で観ながら参加して全国の視聴者と成績を競ったり、アンケートに答えたりできる、双方向テレビと呼ばれる機能が充実していきます。

便利な機能の真髄は電子番組表(EPG)ではないでしょうか。
当日はもちろん2週間先までの各局の番組表が、新聞のテレビ番組表のように表示でき、この中から選んでボタンを押すだけで、そのチャンネルを視聴したり録画予約したりできます。

尚、デジタル放送では、多くの情報を圧縮して送り、テレビに受信してから解凍して映し出すため、0,5秒程度のズレが生じます。つまり少し遅れて視聴することになります。従って時報などは正確ではなくなりますので、デジタル放送では時報は放送されません。
アンテナはどうなるの?
皆さんのお宅には、どんなアンテナが取りつけられていますか?

アンテナは地域や立地条件、見たい局によって異なるので、各家庭で様々です。

従来のアナログ放送の場合、VHFと呼ばれる2,4,6,8,10,12CH用と、UHF(13〜62CH)のものがあります。又、本来、VHFの放送なのに映りが悪いので小規模中継局を作ってUHF電波に変えて送られたものを受信されているお宅もあります。(山間部に多い)

実際に屋根の上などにあるアンテナの形状を見てみてください。
割り箸くらいの短い棒が、いっぱい並んでいるようなタイプのもの(中央)がUHFのアンテナです。
UHFのアンテナは、局により電波の飛んでくる方向が異なるため、2〜3本付いている場合もあります。遠くからの放送電波をキャッチするためのアンテナほど「割り箸」が多く付いています。
この「割り箸」を素子と呼びます。高性能=素子数が多いと思えばよいでしょう。

UHFは比較的狭い地域向けの放送なので、例えば京都の場合、NHKとKBS京都は比叡山から、テレビ大阪は生駒又は天王山の中継局からの電波を受けている場合が多いので、UHFのアンテナが2本付いているわけです。さらに六甲山からのサンテレビ受信のために3本付いている場合もあります。

デジタル放送は、UHF電波なのでUHFアンテナが付いていれば基本的にはそのままでも映りますが、場合によっては方向を変えたり、性能の高いものに変えなければならない場合があります。

又、もっと長い棒が付いている大型のもの(左)がアナログ2,4,6,8,10,12ch用のVHFアンテナです。このアンテナは、2011年以降は無用の長物となりますが、これらの電波が送られてくる方向を向いたUHFアンテナがないとこれらの民放は移らないのでUHFアンテナの向きを変えなければならないケースが多いでしょう。
地上波デジタル放送はUHF電波で送られてきます。従って現在UHFアンテナがついていれば、そのまま利用できるのですが、弱い電波を増幅するためのブースター(普通、アンテナ支柱と屋根裏等にペアで設置されています)、がデジタル対応型でない場合は取り替える必要があります。
又、部屋ごとにアンテナ用のプラグ差し込み口が付いているような場合、天井裏や壁などに分配器が取り付けられていますが、この分配器もデジタル対応でなければなりません。

さらに、例えばリモコンの2のボタンにNHK京都(36ch)がセットしてある場合などもありますので、一度専門家に見てもらった方が間違いないでしょう。

稀にFMラジオのアンテナ(右)をつけているお宅がありますが、このアンテナは、さらに長い棒がほぼ同じ長さで5−6本並んでいます。

アンテナには方向性があり、上の三つの写真はすべて左ななめ上方向に向いています。
この方向に、放送局の電波塔がなければならない言うことです。
見積
無料
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